ルール
1日最大損失と最大損失の違い:エクイティ基準の上限を解説
1日最大損失は、1日のうちにエクイティがどこまで下がれるかを制限し、最大損失はチャレンジ全体でどこまで下がれるかを制限します。Two-Stepではそれぞれ5%と10%、One-Stepでは3%と6%です。どちらもエクイティ基準なので、決済済み取引だけでなく未決済ポジションも計算対象になります。また、Sterling Pipsの口座はすべてシミュレーション(デモ)口座です。
各プランの損失上限
| プラン | 1日最大損失 | 最大損失 | 100K口座の場合(1日 / 最大) |
|---|---|---|---|
| Two-Step | 5% | 10% | 5,000 / 10,000 |
| One-Step | 3% | 6% | 3,000 / 6,000 |
最後の列の金額は、口座の通貨で表示しています。口座サイズが小さくても大きくても計算方法は同じです。割合は変わらず、金額だけが変わります。
口座サイズ別の損失上限
どの口座サイズでも割合は同じです。以下は口座通貨での金額で、1日最大損失、最大損失の順に記載しています。
- Two-Step: 10Kは500と1,000。25Kは1,250と2,500。50Kは2,500と5,000。100Kは5,000と10,000。
- One-Step: 10Kは300と600。25Kは750と1,500。50Kは1,500と3,000。100Kは3,000と6,000。
口座サイズが小さければ上限金額も小さくなります。そのため、1回の取引で同じ割合のリスクを取る場合は、ルールが変わるのではなく、取引サイズが小さくなります。
「エクイティ基準」とは
残高は、決済済み取引の結果を反映した金額です。エクイティは、残高に未決済ポジションの含み損益を加減した金額です。
簡単な例を見てみましょう。残高が100,000で、未決済ポジションに2,000の含み損があるとします。この場合、エクイティは98,000です。エクイティ基準の上限では、100,000ではなく98,000が参照されます。
これは実際の取引に大きく関係します。「戻るまで待つ」つもりのポジションでも、保有中は損失余力を使っています。その後に値が戻り、建値で決済できたとしても、その前に含み損が大きくなれば、その下落が上限判定に影響する可能性があります。
1日最大損失:1日分の損失余力
1日最大損失は、日ごとに適用されます。1日の開始時点でエクイティが100,000だったとします。
- Two-Stepでは5%が5,000です。その日の開始時点からエクイティを5,000より大きく下げることはできないため、その日の下限は95,000です。
- One-Stepでは3%が3,000なので、その日の下限は97,000です。
この下限を前提に取引計画を立てる前に、正確な日次リセット時刻、タイムゾーン、その日の開始基準額の決まり方を確認してください。これらの詳細はプログラムルールに記載されています。ルールを確認し、上限ぎりぎりまで取引せず、余裕を残しておくのが安全です。
100K口座での1日の計算例
エクイティ100,000で始まる1日を例にします。以下の数値は説明用です。
- 最初の取引を1,000の損失で決済しました。現在のエクイティは99,000です。
- 2つ目の取引を開始し、2,500の含み損になりました。現在のエクイティは96,500で、その日の開始時点から3,500下がっています。
- Two-Stepでは5,000の上限内で、残りの余力は1,500です。
- One-Stepでは、同じ取引経過でも3,000の上限をすでに超えています。
2つ目の取引が決済されていない点に注意してください。含み損だけで上限に達することがあります。
最大損失:チャレンジ全体の損失余力
最大損失は、チャレンジ全体に適用される、より広い範囲の上限です。100K口座の場合、Two-Stepでは10,000(10%)、One-Stepでは6,000(6%)です。
2つの上限は同時に適用され、先に到達した方が判定対象になります。1日最大損失は、日ごとのより厳しい上限です。最大損失は、何日経過しても継続して適用されます。
2つの上限がどう関係するか
Two-Stepで、3日間それぞれ3%ずつ損失が出たとします。各日の損失は、いずれも1日最大損失の5%以内です。しかし、合計すると約9%になるため、10%の最大損失まで残り約1%しかありません。
One-Stepでも考え方は同じです。3日間それぞれ2%ずつ損失が出た場合、各日は1日最大損失の3%以内ですが、合計では最大損失の6%に近づきます。新しい日になると1日分の損失余力は更新されますが、最大損失ですでに使った余力が戻るわけではありません。
トレーダーが陥りやすいポイント
次のような状況には注意が必要です。
- 含み損を忘れる。 残高には問題がないように見えても、エクイティはすでに下限に近づいていることがあります。
- 負けているポジションを追加する。 出だしが悪かった日に「損失を取り戻そう」として追加すると、上限に近づきやすくなります。
- 新しい日を完全なリセットだと考える。 日付が変わっても、最大損失の計算は継続します。
- 取引サイズが大きすぎる。 1回の大きすぎる取引だけで、1日の損失余力の大半を使うことがあります。プロップチャレンジのポジションサイズ設定では、損失上限に合わせた取引サイズの決め方を解説しています。
自分用の余裕を設ける
上限ぎりぎりまで取引する必要はありません。自分用の余裕を設けることで、上限への抵触リスクを大きく抑えられます。
- 個人の1日損失ストップを上限の約半分に設定する。 Two-Stepでは2.5%、One-Stepでは1.5%です。そこに達したら、その日の取引を終了します。
- 残高だけでなくエクイティを見る。 取引プラットフォームでエクイティを常に確認できるようにしてください。
- 未決済ポジションのリスクを合計する。 複数の未決済ポジションは、同じ1日分の損失余力を共有します。
- 上限超過の結果を理解する。 ファンデッドステージでは、必須のリスク上限に抵触すると参加が自動的に終了します。チャレンジの上限も、絶対に超えてはならないラインとして扱ってください。
役立つ習慣について詳しくは、プロップチャレンジに合格する方法をご覧ください。
要点
- 1日最大損失はTwo-Stepが5%、One-Stepが3%。最大損失はそれぞれ10%と6%です。
- どちらもエクイティ基準なので、未決済ポジションも計算対象です。
- 100K口座の1日最大損失は5,000と3,000、最大損失は10,000と6,000です。
- 1日最大損失の範囲内でも、最大損失の余力を大きく使うことがあります。
- 日次リセット時刻と開始基準額をルールで確認し、自分用の余裕を残してください。
- 口座はシミュレーション(デモ)口座であり、損失上限はすべてそのまま適用されます。
よくある質問
未決済ポジションも1日最大損失に含まれますか?
損失上限はエクイティ基準で、エクイティには未決済ポジションの含み損益も含まれます。そのため、含み損も計算対象になる前提で計画してください。
各プランの損失上限はいくらですか?
Two-Stepは1日最大損失が5%、最大損失が10%です。One-Stepは1日最大損失が3%、最大損失が6%です。4つの上限はすべてエクイティ基準です。
損失上限を超えるとどうなりますか?
ファンデッドステージでは、必須のリスク上限に抵触すると参加が自動的に終了します。チャレンジでも損失上限を絶対に超えてはならないラインとして扱い、詳細はルールを確認してください。
一般的な情報のみを目的としており、投資に関するアドバイスではありません。Sterling Pipsのアカウントはすべてシミュレーション(デモ)口座です。


